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むし歯や歯周病になりたくない
－予防歯科－

PREVENTIVE DENTAL CARE

痛みがなくても
健康ために歯医者に通う

お口の健康は、全身の健康と密接に関わっています。歯周病などの口内環境の悪化が、心臓病や糖尿病などの全身の疾患と関連していることがわかっています。また、むし歯や歯周病などで歯を失うことになれば、食生活や言語能力などの生活にも影響を与えます。

当院では、歯の健康を保つための予防に力を入れています。予防には、患者さまご自身のセルフケアと歯科医院でのプロケアが欠かせません。痛みや自覚症状がなくても、健康のために通うという意識で歯医者をご活用ください。

予防歯科とは

むし歯や歯周病の原因

むし歯や歯周病の原因は、お口の中の細菌による感染です。口腔内には多くの細菌が生息しており、食べかすなどの糖質を利用して歯垢（プラーク）を形成します。歯垢の中で細菌が増殖し、歯を侵食する酸を生成することでむし歯を引き起こします。また、歯垢が唾液の成分と結合して歯石になり、歯石や歯垢が歯と歯ぐきの間に溜まると、歯ぐきに炎症が起こって歯周病を引き起こします。
したがって、歯垢を適切に除去することが、むし歯や歯周病を予防することになります。

プラークコントロール

前項の通り、むし歯や歯周病は口腔内の細菌によって引き起こされる疾患です。歯垢の中でむし歯や歯周病を引き起こす細菌が増殖するため、お口の中から歯垢を除去し、細菌の繁殖を抑えることをプラークコントロールといい、プラークコントロールを実践するシステムが予防歯科です。予防歯科では、適切な歯磨きやデンタルフロスの使用、健康的な食生活などの日常的な取り組みのアドバイスや、それらでは落とせない歯石や磨き残した歯垢を、歯科医院での定期的なクリーニングで除去します。

当院の予防歯科

独自のシステムで口腔環境を管理

むし歯や歯周病は、潜在的にお口の中に潜む細菌によるものなので、その予防には継続して取り組むことが重要です。
当院では、患者さまのお口の状況を周期的に検査して、クラウドシステムに蓄積しており、時系列に評価することで、患者さまに合わせた効果的なメンテナンスの方法や周期を検討します。これらの情報は、患者さまにも共有するので、口頭の説明ではわかりにくいことも、ご自身で確認し、ご理解いただいたうえで予防に取り組むことができます。

担当歯科衛生士がサポート

当院では、患者さまごとに決まった衛生士が毎回対応する担当衛生士制を採用しています。継続的に取り組むことが求められる予防歯科において、患者さまのお口の状態を常に把握している衛生士がサポートすることはとても重要だと考えています。
患者さまのセルフケアの状況に応じたアドバイスができることはもちろん、患者さまのライフサイクルやライフステージを考慮したプランを提案することも可能です。何よりも、些細なことでも気軽に相談できる関係をつくることが予防には重要です。

※勤務状況により同じ衛生士が対応できない場合もございます

メンテナンスの内容

定期検診

歯科衛生士がお口の中を観察し、むし歯や歯周病、口内炎などの疾患の有無、異常な腫れや出血がないかを確認します。定期的に歯周ポケット（歯と歯ぐきの間の溝）の深さを測ることで歯周病の進行や改善状況を把握し、メンテナンスに繋げます。
また、お口の環境に合わせた一定周期で、レントゲンや口腔内写真（お口の状態の規格写真）を撮影して口腔環境を管理します。
早期に疾患を発見することができれば、最適なタイミングで治療を施すことができます。

クリーニング（プロケア）

歯科医院で行うクリーニングはPMTC（Professional Mechanical Tooth Cleaning）といい、専門家による専用機器を使ったクリーニングのことです。PMTCは、歯垢や歯石を取り除き、むし歯や歯周病の原因になる細菌を減少させることができます。また、クリーニング後の滑らかな歯の表面は、歯垢や色素の付着も防ぎます。
定期的な歯のクリーニングを受けることで、口内環境を清潔に保ち、健康な歯を維持することができます。

セルフケアの指導

歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスなどの効果的な使い方をお伝えします。ブラッシングの頻度や時間、強さや角度について正しく理解することで、適切な歯磨きができるようになります。また、磨き残しや磨き癖などを考慮して、患者さまに合わせたアドバイスを行います。
定期的にセルフケアの指導を受けることで徐々に弱点が改善され、より効果的な口内清掃ができるようになり、お口の健康を維持することができます。