白い歯石と黒い歯石
こんにちは!
草加駅から徒歩1分、草加マルイ7階にある草加いすず歯科です
歯石といえば白色ですが、黒く色のついた歯石が見えることがあります。
今日は白い歯石と黒い歯石の違いについて説明します。
白い歯石はプラークが唾液によって石灰化したもので、歯肉縁より上にできるため歯肉縁上歯石といいます。
歯ブラシでは取れませんが、歯科医院で歯科衛生さんが除去してくれます。
黒い歯石は、血液や歯周組織からの浸出液からできまます。
歯肉縁より下にできるため、歯肉縁下歯石といわれます。
白い歯石と比べるとゆっくり形成されますが、歯根の方に頑固に密着しているため除去は難しくなり歯茎の切開など手術が必要となる場合もあります。
黒い歯石が増えてしまうと、歯茎の炎症を起こすだけでなく、歯を支える歯槽骨を溶かしてしまい歯がぐらぐらしてきたり、症状が進むと抜けてしまいます。
黒い歯石は歯茎の奥深くにできるため、切開しない限り確認することはできません。
もし、黒っぽい歯石がついていることが確認できているなら、歯周病によって歯槽骨や歯茎の後退がかなり進んでしまっているということです。
歯周病は症状が出にくい為、気が付かないまま進行してしまうケースが多いです。
黒い歯石が見えてしまったときは、できるだけ早く歯周病の治療を受けましょう!